てぃーだブログ › まさしの「まさしく、楽しく!」 › 市政・県政、政策 › 沖縄の尊厳を守る闘い 新基地建設反対の建白書に集結を!

2022年10月21日

沖縄の尊厳を守る闘い 新基地建設反対の建白書に集結を!

沖縄の尊厳を守る闘い 新基地建設反対の建白書に集結を!

那覇市職員労働組合 速報10/20号に投稿しました。

「イデオロギーよりアイデンティティー」と新基地建設の反対に県民の団結を呼びかけた故翁長知事。その後継の城間市長が、市民に説明せず離反した。正当性を主張するために「翁長雄志も喜んでいる」とうそぶいた。そのことに強い怒りを感じる市民は多いが、8年間の城間市政を評価し今後の対応を冷静に考えたい。

オール沖縄勢力と翁長知事、城間市長の誕生

普天間基地へのオスプレイ配備の強硬と新基地建設を推進する政府に対し、2013年1月28日に革新・保守の枠を超えたオール沖縄でオスプレイ配備反対、新基地建設反対の「建白書」を提出した翁長市長をはじめ県民代表が銀座で全国に訴えるデモ行進をしたときに、街頭から「土人は日本を出て行け」「売国奴」等のヘイトスピーチが浴びせらました。その後、安倍政権は、辺野古新基地建設に反対する沖縄選出の自民党国会議員に圧力をかけ公約を撤回させ、その後、自民党沖縄県連も辺野古新基地容認に転向しました。それを受け仲井眞知事は、辺野古埋立を、2013年12月27日に承認した。「いい正月が迎えられるといった」言葉に多くの県民は反発しました。
辺野古新基地建設に反対する民意を受けて、革新勢力と市議会保守の新風会派、翁長市長を支える経済界の一部が、2014年11月16日の沖縄県知事選挙・那覇市長選挙で、オスプレイ配備反対、辺野古新基地建設反対が一致点のオール沖縄建白書実現の立場で、翁長雄志(前那覇市長)知事と城間みきこ市長を誕生させました。

政策の違いと腹八部

故翁長知事は「基地は経済発展の阻害要因」、沖縄にだけ基地を押し付けるのは「構造的沖縄差別」であり、新基地建設を絶対に許さない決意を述べ政府と対峙、「ウチナーンチュ、ウシェーティナイビランドー(沖縄の人をないがしろにしていけない)」と県民、国民に訴えました。「排外主義と多様性」、「中央集権と地方自治」、「企業利益と貧困問題」など様々な政治課題のなかにイデオロギーの対立がある。しかし、「沖縄への構造的差別」をやめさせるために、故翁長知事は、魂の絆(アイデンティティ)で県民の団結を呼びかけ、政策の違いは、お互い協議し腹8分6分でまとまるとしました。しかしながら、故翁長知事を支えてきた企業グループ(金秀グループ等)がオール沖縄勢力から離反し、今回は、城間市長が離反しました。

誇りを持って闘い続けよう

75年前、沖縄に鉄の暴風が吹き荒れ、県民は、人間が人間であることを無くした悲惨な戦争を体験し、戦後、日本から切り捨てられた沖縄は、米軍の銃剣とブルドーザーによる土地の強奪、米兵による女性へのレイプ・殺人などの人権侵害に対して、島ぐるみ闘争となり復帰闘争となり、いまの沖縄の闘いにつながっています。
辺野古新基地建設に賛成の人も、心からそれを望んではいません。
組合員の生活権利を守る闘い、組織の拡大・強化が重要ですが、労働組合の任務は、労働者の社会的存在意義を高めることであり、人間の誇りを守る闘いも重要です。一つ一つの取り組みを、仲間づくりの視点で取り組むことを最優先に考えています。 闘いは続くこれからも続く。
オヤファーフジ(ご先祖様)から引き継いだ沖縄のチムグクル(精神)を、子や孫に引き継いでいくのが、今を生きる私たちの使命です。
組合員の団結と市民の団結を守るために、まじゅんチバらやーさい。
(文責:平良昌史)


同じカテゴリー(市政・県政、政策)の記事

 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。