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2016年11月10日

県外機動隊員「県民土人発言」,政治家の「土人容認発言」を糾弾する

今回の「土人発言」や「差別容認発言」に怒りを感じます。
原案は、県議会の決議や各社の社説を参考に私が作成しました。
まきてぃならん、新基地建設を阻止し、沖縄の自己決定権を求め、子や孫のために基地のない平和沖縄を、マジュンちばらなやーさい。

県外機動隊員「県民土人発言」,政治家の「土人容認発言」を糾弾する

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県外機動隊員「県民土人発言」および大阪府知事・鶴保沖縄担当相の「土人容認発言」を糾弾し、高江ヘリパッド建設の即時中止を求める決議(案)

「触るなくそ、どこつかんどんじゃボケ、土人が」、「黙れ、こら、シナ人」と、去る10月18日、高江周辺の米軍北部訓練場のヘリパッド建設現場において、県外から派遣された機動隊員が市民に対し差別語で県民を罵倒した。法を無視してでも高江ヘリパッドを、何が何でも作りたい政府の意を受け、命令のまま県民を暴力的に排除する中から発生した差別発言である。さらに、差別者を擁護する大阪府知事、差別ではないと閣議決定と真逆な発言をする鶴保沖縄担当相の言葉は、私たちの中に眠る、薩摩に侵略され「琉球処分」された歴史、沖縄人を見世物にした「人類館事件」、「沖縄人お断り」と本土から差別され続けたこと、沖縄戦では本土防衛の捨て石にされ、戦後は本土から切り捨てられ、米軍統治時代に多大な人権侵害を受け続けた歴史が呼び起された。

「土人」という言葉は、「未開・非文明」といった意味の侮蔑的な差別用語であり、「シナ」とは戦前の中国に対する侵略に結びついて使われてきた蔑称である。この発言は、沖縄県民の誇りと尊厳を踏みにじり、県民の心に癒やしがたい深い傷を与えた。県民を侮蔑した機動隊員を擁護する政治家、建設に抗議する県民にこそ問題があるとするヘイト勢力、機動隊一個人の問題に矮小化しようとする政府関係者、これらは、沖縄への根深い差別意識と植民地意識、構造的差別があることの証左である。

 沖縄県知事選、総選挙、県議選挙、参議院選挙と幾たびの選挙で県民は基地反対の民意を示してきたにもかかわらず、沖縄県民の民意を踏みにじり基地建設を強行する国家政策そのものが「構造的差別」を生み、今回の「土人発言」につながっている。その責任は政府の構造的差別政策にあり、沖縄に多大な米軍基地を負担させる現状をなくさない限り、沖縄への構造的差別はなくならない。

  沖縄県民は苦難の歴史を踏まえ「沖縄のことは沖縄で決める」、「誇りある豊かさを求めて」、新基地建設を許さない闘いを継続している。また、ウチナーンチュのチムグクル(沖縄人の精神、アイデンティティー)を共有する全世界にいる同胞と連帯する「第6回世界うちなーんちゅ大会」を成功させた。さらに、平和な沖縄を願って歩む県民とともに闘う多くの国民と差別と闘う全世界の人々と連帯している。

 まきてぃならん、新基地建設を阻止し、沖縄の自己決定権を求め、子や孫のために基地のない平和沖縄を、マジュンちばらなやーさい。

 今回の土人発言は、沖縄県民の苦難の歴史を否定し、平和な沖縄を願って歩んできた県民の思いを一瞬のうちに打ち砕いた。私たちは、市民および県民の生命および尊厳を守る立場から、政府の基地建設強行および沖縄に派遣されている機動隊員らによる沖縄県民に対する侮辱発言に厳重に抗議するとともに、二度と繰り返されることがないよう次のことを強く要求する。

① 県民を愚弄する差別発言を擁護することがないよう強く求める。 ② 県外機動隊員は、その人間性を失う前に、ただちに撤退することを求める ③ 高江ヘリパッド建設、辺野古新基地建設を直ちにやめること

以上、決議する。
         2016年11月9日

内閣総理大臣、防衛大臣、沖縄担当大臣
沖縄県公安委員会、大阪府知事   宛

那覇市職員労働組合 第107回定期大会


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Posted by masasi at 22:17│Comments(0)平和
 
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